詩篇145篇 代は代へと

詩145:4「代は代へと、あなたのみわざをほめ歌い、あなたの大能のわざを告げ知らせるでしょう」

キリスト教は最初ユダヤ教の一派だと数えられ、パウロなどはナザレ一派の首領だと思われていました(使24:5)。しかし、次第にユダヤ教キリスト教は違うことがわかり、多くの人はキリストを救世主だと受け入れ、異邦人でもキリストを信じれば救われることを理解し始めました。ローマではキリスト教徒を迫害すればするほど、信者が増えることを不思議がり、最後には国教にまで膨れ上がったのです。そうなるとキリストを死刑にしたユダヤ人が槍玉に挙げられるようになります。ここらへんからキリスト教がヨーロッパ全土に広がっていきますが、カトリックという教団は安息日を日曜にすり替えたり、偶像や絵画を拝むことを認めたりと徐々に最初の信仰から離れてしまいます。そこで宗教改革が起きて、信仰によって人は救われると言う基本に立ち返ろうとしたのです。現代の我々は、聖書を自由に読むことも買うこともできますが、当時は持つことさえ困難な状況でした。紆余曲折がありましたが、キリスト教は守られ、神のわざもダビデが言うように世から世へと語り継がれ、今でもそのみわざは私たちの心を感動させ、主が生きている証しとなっているのです。ダビデと同じように神の偉大さを語り続けたいものです(6)。