詩篇149篇 書きしるされたさばきを

詩149:9「また書きしるされたさばきを彼らの間で行なうため。それは、すべての聖徒の誉れである。ハレルヤ」
さばきは書き記されていると書かれています。書かれていないとさばきはできないのです。つまり自分の判断でさばくことはなく、神の決定したさばきの書かれたものを読み、それにしたがって裁量を行なうことになります。よく、さばき、叱り、注意、戒め、怒りなどのをどのように区別すべきかを迷うことがあります。神を信じる者は傷つけられても、傷つけた相手に復讐することはありません。それは神のわざだからです。もし、カインのようにアベルを嫉妬し、そのいのちを奪うようなことがあれば、それは越権行為にあたります。しかし、ここでは神の前で罰の決まった者へのさばきが言い渡されるのです。そしてそのことばのとおりにさばきが行なわれます。ここでは「国々に復讐し、国民を懲らすため(7)」「鎖で彼らの王たちを、鉄のかせで彼らの貴族たちを縛るため(8)」とあり、神の戒めを守らず、自分勝手な行ないをしてきた王たちには自由が奪われ、彼らの座っていた王座からは引きずり降ろされます。それは我々の怒りでもあり、神からの当然の報いでもあります。イエス様の言われたとおりに隣人を愛し、主を愛した者にはさばきはありません。もし訴えられてもイエス様は間に立って私たちを弁護してくださいます(1ヨハ2:1)。