2サムエル記5章 それらを運んで捨てた

2サム5:21「彼らが自分たちの偶像を置き去りにして行ったので、ダビデとその部下はそれらを運んで捨てた」
偶像はどんなものでも主に嫌われます。それは十戒にも書かれており、「あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない(出20:4)」と厳しく戒められています。「どんな形をも」は、イエス・キリストをモチーフにしたものも含まれます。この戒めは申命記の中にもはっきり書かれており(申5:8)、カトリックが主張する十戒とは異なります。この戒めは絵画にも及び、とにかく目に見える形にすることを神は嫌っておられます。ダビデももちろんこのことはよくわかっていて、ペリシテの残した偶像をさっさと捨てています。たとえこの中に純金でできたものがあってもダビデは迷わなかったと思います。現代でも偶像ではないけれどもアクセサリーやみことばをかたどった置き物などが売られていますが、個人的にはこういったものも避けるべきだと思います。また、偶像は形あるものとは限らず、テレビやゲーム、スポーツなど心を支配するものはすべて偶像の類です。ダビデがしたように、何の迷いもなく捨てることができないものは偶像になり得るのです。