エレミヤ2章 純良種の良いぶどうとして

エレ2:21「わたしは、あなたをことごとく純良種の良いぶどうとして植えたのに、どうしてあなたは、わたしにとって、質の悪い雑種のぶどうに変わったのか」
ユダヤ人が有能なのは誰もが認めるところです。人口は1600万人と世界の人口に比べても、0.1%にも達しない数しかいませんが、ノーベル賞受賞者の20%を占めています。また、世界の大富豪と呼ばれる人たちの35%がユダヤ人だと言われています。さすがに主の選んだ民だと言いたいところですが、彼らが聖書の神ひとすじに信仰を守ってきたわけではありません。エレミヤはまだユダ国がバビロンの捕囚に遭う前から警告を発し、神に立ち返るように訴えています。主が言われる「純良種の良いぶどうとして植えたのに(21)」は、ユダヤ人の純血にはもともとのポテンシャルの高さと、優れた頭脳があることを物語っていると思います。しかし、今は「わたしにとって、質の悪い雑種のぶどうに変わった(21)」と言われ、彼らの信仰の乱れや風俗の乱れが甚だしいことを指摘しています。ダービー馬でもいくつも賞を取った馬の子どもなら、競走馬として活躍できる可能性があります。2006年に引退したディープ・インパクトの子どもたちは着実に競馬界で活躍しています。もともとの血統はいいのに、どうしても神一筋になれないユダヤ人は見ているともどかしい感じです。資質はあって有能なら、あとは神との契約を守るだけです。しかし、それが難しいからこそユダヤ人が選ばれたのです。