エレミヤ42章 エジプトであなたがたに追いすがり

エレ42:16「あなたがたの恐れている剣が、あのエジプトの国であなたがたに追いつき、あなたがたの心配しているききんが、あのエジプトであなたがたに追いすがり、あなたがたはあそこで死のう」

多くの異論はあるかもしれませんが、人生には主とともに歩む道と神のいない道しかありません。第3の選択はあり得ないのです。エルサレムに残った人々はバビロン捕囚か剣と疫病で死ぬかの選択をしなければなりませんでした。そこで残った人々は主の言われなかった第3の選択を自らの判断で決断しようとします。それがエジプトへ行くことです(14)。しかし、エレミヤが主から預かったことばは、もしエジプトに下るなら、エルサレムで多くの人を殺した剣が後をつけ回し、ききんがエジプトを襲って死ぬことになることでした(16)。主の御心はバビロン捕囚で連行されずに残った者はエルサレムにとどまり焼け跡の中で住むようになることでした。彼らはエレミヤにもしかしたら主は第3の選択を支持してくださるかもしれないと薄い望みを抱いていました。しかし、いざエレミヤの口から語られた主のことばを聞いても、そのことばに従うことはできませんでした。彼らはエジプトに下ってしまうのです(43:7)。人生において目に良く映る環境にあこがれ、それが神の意志だと勝手に決めてしまうときがあります。心が一度その良いものに取り憑かれてしまうなら、主からのことばも聞き入れることはないでしょう。