エレミヤ50章 バビロンの王とその国を罰する

エレ50:18「それゆえ、イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。「見よ。わたしはアッシリヤの王を罰したように、バビロンの王とその国を罰する」」

バビロンが滅ぶ様子はダニエル書に書かれています。バビロンは神に従わなかったユダヤ人を捕囚にあわせ、神の器として活躍しましたが、決してバビロンが主の御心にかなっていたわけではありません。聖書にはネブカデネザルも死んで、ベルシャツァル王のときに突然滅びか来たことが書かれています(ダニ5章)。王が1000人の貴人のために宴会を開き、そのときエルサレムから奪ってきた金や銀の器を自慢げに披露したとき、主のさばきは始まります(ダニ5:1ー4)。突然、人の手の指が現われ「メネ、メネ、テケル、ウ、パルシン(ダニ5:24)」と書きます。誰も解き明かすことができない謎の文字をダニエルだけが意味を解くことができました(ダニ5:12)。そして、ダニエルが告げた主のさばきの理由は「彼は思いのままに人を殺し、思いのままに人を生かし、思いのままに人を高め、思いのままに人を低くしました。こうして、彼の心が高ぶり、彼の霊が強くなり、高慢にふるまったので、彼はその王座から退けられ、栄光を奪われました(ダニ5:19-20)」というものでした。バビロンはその夜ペルシャに攻撃され、ベルシャツァルは殺されました(ダニ5:30)。