エゼキエル17章 高い木を低くし

エゼ17:24「このとき、野のすべての木は、主であるわたしが、高い木を低くし、低い木を高くし、緑の木を枯らし、枯れ木に芽を出させることを知るようになる。主であるわたしが語り、わたしが行なう」

人にとって高慢はどうしても避けられない道です。人生で全てうまくいくこともあるでしょう。健康にも、経済的にもうまくいき何不自由なく過ごせるときがあります。しかし、こういうときこそ気を引き締めなければなりません。ダビデの人生を見るなら、サウルに追いかけられ逃亡生活を余儀なくさせられていたときのほうが、主に近かったように見えます。しかし、サウルも死に、近隣諸国との戦いにもダビデ自身が出なくてもよくなったころ、ダビデに誘惑の手が伸びます。聖書には「年が改まり、王たちが出陣するころ(2サム11:1)」とあり、どの王も戦いに出かけていたことが書かれています。部下が戦っている頃、ダビデエルサレムにとどまり、夕刻まで惰眠をむさぼっていたのです(2サム11:1-2)。そのとき女が水浴びをしているのを見て、誘惑に陥りました(2サム11:2-3)。ダビデはどうしてもバテ・シェバを妻にしたかったので、バテ・シェバの夫ウリヤを殺してしまいます(2サム11:15)。人生の中で順風満帆のときがずっと続けばと思いますが、そんなときほど神を求めなくなってしまいます。そして、神の戒めが来たときに、とても痛い思いをするのは心が高ぶっているからです。