エゼキエル19章 火に焼き尽くされた

エゼ19:12「しかし、それは憤りのうちに引き抜かれ、地に投げ捨てられ、東風はその実を枯らし、その強い枝も折られて枯れ、火に焼き尽くされた」

ヨシヤ王が死んでから4人の王が変わっています。ヨシヤ王31年に対し(2王22:1)、エホアハズ3ヶ月(2王23:31)、エホヤキム11年(2王23:36)、エホヤキン3ヶ月(2王24:8)、ゼデキヤ11年(2王24:18)となっています。この22年と6ヶ月の間でユダ国は大きな罪を犯してしまうのです。それはヨシヤ王の大宗教改革で国内のすべての偶像を取り除き、また異教に仕える祭司を追い出し(2王23:5)、まったくユダ国には他の神など入る隙もない状態で起きました。エゼキエルによるならばエルサレムの北の門近くでは、秘密の穴がありそこを通り抜けると、あらゆる偶像が飾ってある部屋があったのを目撃しています(8:8-10)。あれほどヨシヤ王が苦労して偶像を排除したのに、イスラエルの民はあっという間にもとの罪の状態に陥ってしまったのです。エホアハズとエホヤキムはヨシヤの子で(2王23:31-34)、エホヤキンはエホヤキムの子で(2王24:6)、ヨシヤにとっては孫にあたります。ゼデキヤはエホヤキンのおじだと書かれているので(2王24:17)、エホアハズとエホヤキムの弟ではないかと思われます。とにかくヨシヤは自分の子を正しく育てられず、獲物を引き裂くことを習い、人を食べたと記されています(3)。