2列王記12章 宮の修理のための

2王12:12「石工や石切り工たちに支払い、また、主の宮の破損修理のための木材や切り石を買うために支払った。つまり、宮の修理のための出費全部のために支払った」

ヨアシュ7才では、十分な判断はできないので、祭司エホヤダの発案によって神殿修理をすることになったのでしょう。しかし、ヨアシュが23才になっても宮の修理が行われなかったとあるので(6)、16年間何もなされなかったことになります。そこで祭司はもう神殿破損に関しては関わらず、お金も民から受け取らないようにし(8)、王の書記と大祭司が主の宮の箱の管理をするようになります(10)。これで金の流れはスムーズになり、きちんと働く木工や建築師たち(11)、および石工、石切り工たちに賃金が払われるようになりました。祭司たちが金を着服したのか、怠慢で破損していても直そうとしなかったのかはわかりませんが、王に命じられた大切な仕事をしなかったことは事実です。聖書にはこれらの職人たちと支払いを担当した者たちのあいだで残高を勘定することもなかった(15)とあります。まじめな職人に対して、祭司たちは金を受け取り罪過のためと罪のためのいけにえの金は祭司たちが受け取っています(16)。どうしても金の集まるところにはよからぬ考えが頭を横切るようで、古今東西いかなる国でも同じようなことは起きます。歴史は繰り返すものなのです。

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