2列王記21章 主の目の前に悪を行なわせて

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2王21:16「マナセは、ユダに罪を犯させ、主の目の前に悪を行なわせて、罪を犯したばかりでなく、罪のない者の血まで多量に流し、それがエルサレムの隅々に満ちるほどであった」

列王記と歴代誌では若干マナセに関する記述が違っています。歴代誌ではあまりにも主に従わないマナセを主はアッシリアまで連れていき囚われ人としたことが書かれています(2歴33:11)。それでマナセはへりくだり祈ったとあります(2歴33:12)。マナセはエルサレムに帰ったのち、偶像と祭壇をすべて取り除き町の外に投げ捨てています(2歴33:15)。このようにマナセは55年の治世の中ですべてが悪かったわけではありませんでした。しかし、彼がへりくだる前に犯した罪は大きく、民は高きところでいけにえを捧げていました2歴33:17)。12歳で王になったマナセがなぜ、すぐに異邦の神に走ったのかはわかりませんが、彼の周りで聖書の中に出てくる名前では母のヘフツィ・バハという名前だけです。彼女がバアルやアシェラの像を造るようにマナセをそそのかしたのでしょうか。列王記の記述では「罪を犯したばかりでなく、罪のない者の血まで多量に流し(16)」とあるように、罪のない者の血まで多量に流したことは主の怒りの引き金になったようです。マナセは67歳で亡くなりましたが、その息子アモンが22歳で王になったことを考えると、マナセが45歳のときに生まれた子どもになります。アモンもまた主の前に悪を行っています(20)。