2列王記25章 ネタヌヤの子イシュマエルは

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2王25:25「ところが第七の月に、王族のひとり、エリシャマの子ネタヌヤの子イシュマエルは、十人の部下を連れてやって来て、ゲダルヤを打ち殺し、ミツパで彼といっしょにいたユダ人たちと、カルデヤ人たちを打ち殺した」

聖書の記述を見る限り、ユダにも何人かが残っており、それを治めるさめに総督ゲダルヤが立てられています(22)。イシュマエルは王族なのでダビデの子孫であり、ゼデキヤたちとは親戚関係だったと推測できます。しかし、マタイの系図にはイシュマエルの名前は登場しておらず、ゲダルヤのいったとおりにユダの地に住み続けバビロンに仕えるならしあわせになれたでしょう。この王族のひとりであるイシュマエルは、エジプトに下って行ったきりその後の消息は書かれていません。目をえぐられたゼデキヤや(7)エジプトへ逃亡したイシュマエルとは対照的にゼデキヤの甥であるエホヤキンは厚遇を受けています(27-30)。マタイの系図によればイエス様の祖先となる血筋はエホヤキム王の息子エコヌヤが生んだサラテルとなっています(マタ1:12)。ゼデキヤはエコヌヤの子となりエホヤキムの孫にあたります(1歴3:16)。バビロン捕囚で聖書を読む者の目はゼデキヤやエホヤキンに焦点が合っていますが、神の御計画はエコヌヤの子のサラテルの息子ゾロバベルが神殿回復に用いらられ、同時にゾロバベルがイエス様直系の祖先としてマタイの系図に残っています(マタ1:12)。自分の考えでエジプトに逃げたイシュマエルは、結局神には用いられませんでした。