1歴代誌2章 ヘツロンの子として生まれた者は

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1歴2:9「ヘツロンの子として生まれた者は、エラフメエル、ラム、カレブ」

ダビデまでの家系を見るなら、ユダの長男エルの嫁タマルによって生まれた(創38:6)ペレツが大きな起点となっています。世襲の基本は長男が家を継ぐことが多く、日本でもその風習は残っています。しかし、聖書を見るなら必ずしも長男だけとは限らないようです。イサクの長男は本来はエサウでしたが、双子のヤコブは長子の権利を奪い(創25:33)、彼がアブラハムの子孫として名前を受け継いでいます。また、ヨセフの長男はマナセですが、ヤコブは祝福するときに手を交差して置き、エフライムを長子としました(創48:14)。ユダ自身も長男でなくヤコブにとって4番目の子でしたし(1)、ダビデも7番目の子でした(15)。歴代誌の家系図によるならば、ユダとタマルのあいだに生まれた子はペレツとゼラフです(4)。ペレツの子ヘツロンまでは長男でしたが、ヘツロンの次男のラムが(9)ダビデまでの系図を継いでいます。2章のこの長い家系図は、ヘツロンの別の妻による子たちや(21)、ヘツロンの3男カレブの系図(18-20)、次いで長男エラフメエルについての家系図が書かれています(25-41)。歴代誌を記録した者はそれぞれの家系を把握しており、それぞれ生まれてきた子たちは、現在の諸氏族になっていることを伝えたかったのだと思います。