1歴代誌3章 長子ヨハナン

youbube チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCiH2__OOu9VDtHgMvYg6fjA

1歴3:15「ヨシヤの子は、長子ヨハナン、次男エホヤキム、三男ゼデキヤ、四男シャルム」

列王記ではヨシヤのあとに王になったのはエホアハズだと書かれており、23歳で王になりエジプトに連行されるまで3か月間王だったとあります(2王23:30-31)。おそらく歴代誌の「長男ヨハナン」がエホアハズだと思われます。エジプトはエホアハズを嫌い、その弟のエルヤキムをエホヤキムと改名して王にしています(2王23:34)。ここではその改名された名前のエホヤキムが記されており、長男ヨハナンもエジプトに改名された名前なのではないでしょうか。エホヤキムの孫にはゼデキヤという名前がありますが、これはゼデキヤ王ではなく王になったのはヨシヤの次男のゼデキヤだと思います。また、エホヤキムの子の中にエホヤキンがありませんが、これはエコヌヤことを指していると考えられます。マタイの系図では「エコニヤ」と表示され、この系図からゾロバベルが生まれたことになっています(マタ1:12)。つまりエレミヤやエゼキエルが預言したとおりに、エルサレムに残らずバビロンに捕囚となって連行されて行った者が生きるようになったのです。エホヤキンはバビロン王エビル・メロダクによって牢獄から釈放され、長く厚遇をうけています(2王25;27-30)。エホヤキンがバビロンで生んだ子孫の中でゼルバベルがおり、神殿再建の功労者となるのです。