1歴代誌5章 ルベン人とガド人、およびマナセの半部族

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1歴5:26「そこで、イスラエルの神は、アッシリヤの王プルの霊と、アッシリヤの王ティグラテ・ピレセルの霊を奮い立たせられた。それで、彼はルベン人とガド人、およびマナセの半部族を捕らえ移し、彼らをハラフと、ハボルとハラとゴザンの川に連れて行った。今日もそのままである」

時代は書かれていませんが、ヨルダン川の東に約束の地を得た3部族ルベン、ガド、マナセの半部族はイスラエル国よりも先にアッシリアから捕囚にあっています。ここでは3部族の系図が書かれ、彼らもまたイスラエルの12部族の一部であったことがわかります。彼らはユーフラテス川近くまで領土を伸ばし、天幕を張って家畜を養っていました(9-10)。彼らには戦いの訓練を受けた勇士が44,760人いましたが、ハガル人の連合軍と戦ったときには神を呼ばわり、神により頼んでいました(18-20)。とくにマナセの半部族は勢いを増し、土地を広げヘルモン山にいたるまでを得て、部族の人数も増えたと書かれています(23)。自分の支配する土地が裕福になり、外敵にも打ち勝ち、安定した生活が始まるなら誰しも心にすきが生まれてくるものです。ルベン、ガド、マナセの半部族も戦いのときには神を呼ばわったとしても、平和に暮らせるようになるならほかの神へ心を移してしまいます。そして不振の罪を犯し、せっかく神が排除してくれた敵の神々を慕うようになり不貞を犯していますのです(25)。イスラエル、ユダ、ヨルダン川東の地に分かれた各部族に共通するのは、ほかの神々に走ってしまったということです。