1歴代誌9章 並べ供えるパンをつかさどり

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1歴9:32「また、ケハテ族の彼らの同胞のうちには、並べ供えるパンをつかさどり、安息日ごとにこれを用意する者たちもいた」

ダビデがサウルから逃れているとき、祭司アヒメレクを頼りノブまで行っています(1サム21:1)。そのとき、ダビデはアヒメレクに食べ物があるか尋ねています。アヒメレクは主の前から取り下げた供えのパンだけがあると言っています(1サム21:6)。これはアヒメレクとともにケハテ族のパンをつかさどる奉仕者がいたことを示しており、アヒメレクのもとでは主の命令とおりに安息日ごとにパンを取り換えていたのです。そして、ダビデがアヒメレクを訪れたのは「そこには、その日、あたたかいパンと置きかえられて(1サム21:6)」とあることから、安息日だったこともわかります。新約ではこれは大祭司アビヤタルの時代のことだと書かれています(マコ2:26)。パンを焼いたり、供えたりするのは「レビ人のかしら」だとあります(33)。つまり、神に直接仕えるような仕事、たとえば香を焚いたり、燭台に火をともしたりするような至聖所の前の聖所での仕事はレビ人でもかしらクラスでなければ担当できなかったようです。また、このケハテ族の奉仕者は歌うたいだと書かれています(33)。移動式のモーセの幕屋の時代が終わり、幕屋を運ばなくなったときダビデは賛美という新しい仕事を与えていました(15:16)。