1歴代誌24章 エルアザルとイタマルが祭司の務めに

youbube チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCiH2__OOu9VDtHgMvYg6fjA

1歴24:2「ナダブとアビフはその父に先立って死に、彼らには子どもがなかったので、エルアザルとイタマルが祭司の務めについた」

ナダブとアビフの父というのはアロンのことです(出6:23)。出エジプト後の荒野で天幕を作るように主から言われ(出25:9)、この頃はモーセとアロン、そしてアロンの長男と次男のナダブ、アビフが主に仕える者として任命されていました(出24:9)。しかし、ナダブとアビフは主に命じられなかった異なった火を捧げたために主に殺されています(レビ10:1-2)。この事件を歴代誌では詳しく述べておらず、ただ「父に先立って死に」という表現にとどまっています。ナダブとアビフが死んだために、その任務は三男のエルアザルと四男のイタマルに移りました。祭司の初めはレビで、ゲルション、ケハテ、メラリがレビの子どもたちです。次男のケハテの子がアムラムで(出6:18)、アロンとモーセはアムラムの子です(民26:59)。ダビデが祭司として任命していたツァドクは(2サム8:17)、アロンから数えて10代目の子孫にあたります(6:3-8)。ダビデの生きているときと、ツァドクの時代は重なっており、ツァドクは祭司でもあり契約の箱を担いでいたことが書かれています(2サム15:24)。ツァドクのルーツを探るならメラリ族の出身なので、契約の箱を担ぐことは変なことではないのです。