2歴代誌1章 モーセが荒野で造った神の会見の天幕

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2歴1:3「ソロモンおよび彼とともにいた全集団はギブオンにある高き所に行った。そこには、主のしもべモーセが荒野で造った神の会見の天幕があったからである」

まだサムエルがいたころ契約の箱はシロにありました(1サム4:4)。ギブオンは大きな町だったとあります(ヨシュ10:2)。そのギブオンでヨシュアはエモリ人と戦い、日と月を留めたことがあります(ヨシュ10:12)。これ以来エモリ人の生き残りがギブオンに住みついていました。ダビデが3年のききんがあったとき、その理由を主に伺ったらサウルがギブオン人の血を流したからだと言われました(2サム21:1-4)。ギブオンは大きな町でエルサレムからも近く山の高いところにあって、ヨシュアからダビデにいたるまでイスラエルと因縁の地であったことがわかります。聖書には幕屋がいつシロからギブオンに移ったのかは書かれていませんが、歴代誌にはギブオンにモーセの幕屋が建てられていたことが書かれています(3)。ギブオンでのモーセの幕屋にはすでに契約の箱はありませんでしたが、会見の幕や祭壇が置かれ(5)、ソロモンはここに来ていけにえを捧げていたのです(6)。それはダビデが契約の箱を自分の幕屋に運び、ダビデの幕屋には聖所、至聖所もなく賛美と踊りで主を礼拝する場になっていたからです(2サム6:17)。ソロモンは父ダビデの幕屋ではなく、ギブオンにあるモーセの幕屋で主を求め、そのときに主から知恵を授かっています(3-12)。