2歴代誌4章 洗盤を十個作り

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2歴4:6「それから、洗盤を十個作り、五個を右側に、五個を左側に置いた。その中で洗うためである。全焼のいけにえに用いるものは、その中ですすぎ清めた。海は祭司たちがその中で身を洗うためのものであった」

モーセの幕屋では燭台などは純金でできており、そのともしびを絶やしてはならないことになっていました(レビ24:4)。それは幕屋の中には窓がなく、一旦完成してしまったなら幕屋の中は真っ暗で何も見ることができなかったからです。神殿では、10が基準となっており洗盤も10個(6)、燭台も10個(7)、机も10個あり(8)、左右に振り分けられていました。「海」というのはヘブル語で「yam(ヤーム)」が使われており、モーセが2つに分けた葦の海の「海」と同じ単語が使われています。その海と呼ばれる大きな水槽で祭司たちは身を清めていました(6)。また、海以外に小型の水槽が10個作られており、これらは「洗盤」と呼ばれ神殿の左右に5個ずつ配置されていました(6)。洗盤はヘブル語「kiyor(キヨール)」が使われ、英語では「laver」が当てられています。これらの海より少し小さい水槽ではいけにえに用いる動物、穀物を洗っていました。とにかく人であろうと動物であろうと穀物であろうと、汚れた部分を残して神の前に出ることは許されなかったのです。洗盤が10個というのは毎日どれだけの罪が犯され、贖罪のために多くのいけにえが捧げられていたのかを示しています。