祭司への厳しいルール

レビ21:11「どんな死体のところにも、行ってはならない。自分の父のためにも母のためにも、自分の身を汚してはならない」
「触ってはならない」ではなく「行ってはならない」と書かれています。ヘブル語では「bow(ボー)」が使われ、「行く」とか「近づく」という意味があります。この命令の通りなら祭司の父母のために葬儀に参加できなくなります。遠くから遺体を見守り、聖所からも出られません(12)。また彼らが結婚する条件も書かれており、淫行した女や離婚した女は祭司と結婚できません(7)。祭司職につくアロンの子たち、つまりレビ族は他の12部族とは違う役目を負っており、主に仕える特権がある代わりに多くの制限や規定があり、身を清く保つためには犠牲を払わなければならないことが書かれています。新約でも教師になるためには格別きびしいさばきを受けると書かれています(ヤコ3:1)。世界のど の分野でも上に立ち、人を導くためには経験や知識が必要です。特に幕屋に仕える者たちには、主は厳しいルールを設けており、幕屋の務めがおろそかになったり侮れたりしないように注意をはらっています。そのうえでイエス様は人の上に立ちたければ、最も低いものになりなさいと言われています(マコ10:43)。