2歴代誌29章 父たちが不信の罪を犯し

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2歴29:6「というのも、私たちの父たちが不信の罪を犯し、私たちの神、主の目の前に悪を行ない、この方を捨て去って、その顔を主の御住まいからそむけ、背を向けたからです」

父たちと言うのは、特に父アハズのことを指していると思われます。アハズの父ヨタムは「彼は、すべて父ウジヤが行なったとおり、主の目にかなうことを行なった(2王15:34)」とあるように、決して悪い王ではありませんでした。ただ、高き所は取り除かなかった(2王15:35)とあるように、神殿とは別の祭壇はそのままにしておきました。その点、父アハズの蛮行は酷く、バアルの像を作り(28:2)、ベン・ヒノムの谷で香を炊いたりしていました(28:3)。アラムの攻撃を受けた時もアハズは主に頼まず、アッシリアに頼ろうとしました(28:16)。アッシリアが頼りにならないとなると、ダマスコの神々にいけにえを捧げ、神殿の用具を外に出し神殿の扉を閉じてしましました(28:23-25)。ヒゼキヤの言う「彼らは玄関の戸を閉じ、ともしびの火を消し(7)」というのは、父アハズの神殿の扉を閉じたことを指しています。ヒゼキヤが王になってすぐ行なったのは、神殿の扉を開け、釘付けになっていた扉を修理したことです(3)。それはヒゼキヤが25歳になるまで、父アハズの行為を良しとせず、自分が王になったなら必ず、正しい道を歩もうとしていた決意を持っていたからです。