エズラ6章 クロス王は命令を下した

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エズ6:3「クロス王の第一年に、クロス王は命令を下した。エルサレムにある神の宮、いけにえがささげられる宮を建て、その礎を定めよ。宮の高さは六十キュビト、その幅も六十キュビト」

紀元前6世紀ごろ、バビロニアペルシャによって滅ぼされました。バビロンによって捕囚されたユダヤ人たちはそのままペルシャの統治の下に置かれ、ペルシャの法律に従うようになります。ペルシャの最初の王はキュロス2世で、彼の統治はバビロンが連れてきた異国の民への文化や宗教を尊重する立場を取りました。特にユダヤ人たちには寛容で、彼らの信仰する神のために国に帰還し神殿を建てても良いという命令を与えます。聖書によるならば、このキュロス王の判断には神が介入したことになっています。これはエレミヤの預言「バビロンに七十年の満ちるころ、わたしはあなたがたを顧み、あなたがたにわたしの幸いな約束を果たして、あなたがたをこの所に帰らせる(エレ29:10)」の成就で、バビロン捕囚からちょうど70年目に起きました。クロス王には神の霊が注がれ、奮い立たされたと書かれています。そして、いざエルサレムに戻ったときにはキュロス王は死んでおり、次のダレイオスが王になっていました。