奴隷のカナン

ヨシュア16:10「彼らはゲゼルに住むカナン人を追い払わなかったので、カナン人はエフライムの中に住んでいた。今日もそうである。カナン人は苦役に服する奴隷となった」
エフライムとマナセ族はまた同じようなミスをしています。カレブは山に住み、聖絶を免れた先住民を追い出しました。ここで思い出すことは、カナンという名前です。ノアの時代に、酔ったノアの姿を2人の息子たちは目をそらし、見ないように努め、ハムだけはノアの醜態を見て侮辱しました(創9:23)。ノアは激怒して「呪われよカナン」と言います(創9:25)。そして「カナンは彼らのしもべとなれ(9:27)」と続きます。神の命令に背いたエフライムにも問題はありますが、彼らの意思とは別に、カナン人は奴隷になってしまいます。一説によればハムは黒人の先祖だと言われ、ノアの箱舟以降アフリカに広がった民族だと言われています。現在に至るまで、セム系白人とハム系黒人との間には、言葉では表わすことのできない不思議な違和感を持っています。神を信じない人でも、黒人の歴史を見るなら、聖書に書かれていることを認めざる得ないでしょう。