12部族の一致

ヨシュア22;34「それでルベン族とガド族は、その祭壇を『まことにこれは、私たちの間で、主が神であるという証拠だ』と呼んだ」
なんだか長たらしい名前ですが、他に名前が考え付かなかったのでしょう。元々、ルベンとガド族が遠くから見えるほどの祭壇を築いたのが、問題の発端です(10)。それはシロという場所に主の契約の箱が置かれていたため(19:51)、契約の箱がない祭壇には主の臨在がないと思われていたからです。むしろ、主の契約の箱をないがしろにして、主の御名を汚しているとさえ思われる行為でした。しかし、ルベンとガド族にはそういった思いはありませんでした。彼らの与えられた土地は、シロから離れいけにえを捧げるにも何日もの道のりを進み捧げなければなりません。彼らの取った行動は必然だったのですが、他部族にはそうは見えなかったようです。彼らの信仰が大きな祭壇を築かせ、シロから見ても、ルベンとガド族は絶えずいけにえを捧げていることをアピールしようとしたのです。兄弟から離れていても、どこにいても、主への信仰を守っていることを互いに信じあえる関係になりたいものです。