タルタンが来たとき

イザヤ20:1「アッシリヤの王サルゴンによって派遣されたタルタンがアシュドデに来て、アシュドデを攻め、これを取った年」
アシュドデはペリシテの地でアシュドデ人が住んでいました(ヨシュ13:3)。アシュドデ人はイスラエル人との交流もあり、結婚してある時期には子供の半分がアシュドデ語を話しユダヤの言葉がわからなかった(ネヘ13:24)ほど、影響を受けていました。やがてアシュドデはヒゼキヤ王の3代前のウジヤ王の時代に攻め取られています(2歴26章)。アシュドデが攻められたのはヒゼキヤ王の時代です。またタルタンはラブ・サリス、ラブ・シャケたちの筆頭に書かれているサルゴンの重鎮です。その名は最高司令官の意味もあり、役職名とも言われています。いよいよ、アッシリアがユダの一部に攻めてくるのです。そのときユダ国の人はクシュなら助けてくれるだろう…と淡い期待をしました。しかしクシュは、裸足で下半身をあらわにして捕囚されてしまうのです。その様子をイザヤが自らが裸になって示します。しかも3年間。預言者はそこまでしなければならないのでしょうか?イザヤ20章は短い章だけに、イザヤの取った行動のインパクトは強烈な印象を与えます。