万軍の主の熱心

イザヤ37:32「エルサレムから、残りの者が出て来、シオンの山から、のがれた者が出て来るからである。万軍の主の熱心がこれをする」
下世話な話ですが、18万5千人を一人1秒で倒したとしても、3039分…50時間…2日以上かかります。36節の主の使いは単数形なので、戦った天使は1人です。"戦った"はこの場合適当な言葉ではありませんが、聖書の中で出てくる主の使いが剣を持っている姿はヨシュア、バラム、ダビデが経験しています(ヨシュア5:13、民22:23、1歴21:16)。特にダビデのときは、剣を差し伸べるだけで地上に疫病が起こり、7万人が倒れています。主の大能の業は、いやしや回復だけではないことがわかります。主が人を救うのも、滅ぼすのも、ちょっと心で思う…というわけではありません。万軍の主の熱心がこれをする、とは強い願いを持ってという意味です。主が何かを成すときは、御心が働きます。神の思いは「熱心」なのです。その心には確信で満ちています。決して間違えない、正しい思いが主の心にあるのです。安息の日まで、主は働かれます。手を抜かない、いつも本気…それが主です。