主を捨てる者

イザヤ65:11「しかし、あなたがた、主を捨てる者、わたしの聖なる山を忘れる者、ガドのために食卓を整える者、メニのために、混ぜ合わせた酒を盛る者たちよ」
新共同訳ではガドは「禍福の神」と訳され、メニは「運命の神」と訳されています。ガドはシリアの幸運の神で、メニはアラビヤの運命の神のことです。どちらも異邦の神を指し、「あなたがた」と呼ばれる人々がイスラエルの神から離れて仕えている様子が書かれています。主は反逆の民に一日中手を差し伸べました(2)。しかし、ずっと差し伸べているわけではありません。いつかその手は引き込められ、怒りはじめるのです。「わたしは黙っていない。必ず報復する(6)」は、クリスチャンも心に刻んでおくべき言葉だと思います。一時的に福音を聞いて、主を信じても、しばらくして元の生活に戻ってしまうなら救いは無意味になってしまいます。どんなに失敗しても、悔い改めて主と共に歩むことをあきらめないなら、祈りに答えてくださる主は必ず守ってくださるでしょう。主が来られたときに、油を切らさずにいた賢い娘だけが婚礼に出席できるのです(マタ25:8)。