世界が存在する前

ヨハネ17:5「今は、父よ、みそばで、わたしを栄光で輝かせてください。世界が存在する前に、ごいっしょにいて持っていましたあの栄光で輝かせてください」
現在の宇宙の常識は、137億年前のビックバンによって宇宙が始まり、現在も宇宙は膨張し続けているというものです。イエス様は「世界が存在する前に」と言われています。もし「光よ、あれ(創1:3)」がビックバンの最初だとしたら、イエス様は父なる神と共にその前に存在したことになります。聖書にはわずかに「光」より前の状態の記述が書かれています。「地は形がなく、何もなかった。やみが大いなる水の上にあり、神の霊は水の上を動いていた(創1:2)」…やみと水は「光」よりも前に存在し、水は神が動くためのものだったようです。現在の宇宙物理学では、ビックバンの前の状態は解明されておらず、なぜ起きたかという必然性を問われるなら、すべての学者は答えられないでしょう。ここでは進化論のように、偶然が10の100乗ほど重なったことを唱えても意味がありません。むしろ、何かの意思が目的を持って働いた…と考えたほうが自然です。それは神と一緒にいたイエス様のわざなのです。