ヨシュアがいなくなって

士師1:3「そこで、ユダは自分の兄弟シメオンに言った。「私に割り当てられた地に私といっしょに上ってください。カナン人と戦うのです。私も、あなたに割り当てられた地にあなたといっしょに行きます。」そこでシメオンは彼といっしょに行った」
ユダとシメオンは何歳になるのでしょうか?ヨシュア記の終わりにはヨシュアが110歳で死んだことが書かれています(ヨシュ24:29)。ユダとシメオンはヨシュアの比じゃないと思います。しかし彼らが本当にヨルダン川を渡り、約束の地に入り、相続の地が割り当てられたのを見るとき、神の偉大な計画を感じされられます。士師記ヨシュアが死んだ記述からスタートしている書簡です。ヨシュアは後継者を指名せず、イスラエルのリーダーのポジションは宙に浮いたままの状態です。ユダとシメオンの会話も実は不自然なものなのです。それははっきりした指導者がなく、話合いによって決めていく今までにないスタイルが始まった様子でもあります。ヨシュア記には「聖絶」という言葉が多く使われていますが、士師記では先住民を残すケースが多く見られます。主の命令が薄められ、「このぐらいでいいだろう」と妥協してるようにも見えます。エデンの園エバを誘惑したヘビも、主の命令を薄めて、差し替えることから始めていました。