ユダの地での戦い

士師15:15「サムソンは、生新しいろばのあご骨を見つけ、手を差し伸べて、それを取り、それで千人を打ち殺した」
サムソンが住んでいたエタムはベツレヘムの少し南の山地でユダ領でした(8)。ユダ部族はサムソンを説得し、ペリシテに差し出そうとしましたが、レヒ(あご骨の意味)に来たとき事件は起こりました。なぜユダの地に「あご骨」を意味する場所があったのか?なぜサムソンは、おろらく最近死んで燃やされたろばのあご骨を見つけたのでしょうか?律法ではろばを捧げることはありません。おそらく異教の風習がここに残っていたのだと思われます。サムソンの裁きつかさの仕事は、あまり完璧とは言えなかったようです。それは女にばかり目をやり、肝心なさばきつかさの仕事は、怪力をもってペリシテを押さえ込むという、荒っぽい方法を取っていたからです。それでもサムソンは主に呼び求める人でした。千人殺しても、のどが渇いてのたれ死ぬならペリシテ人は喜んで彼の首を取ってしまうでしょう。主の霊はサムソンと共にあり、サムソンは主に語りかけることを忘れませんでした。そんなわがままと思われる祈りでも主は聞き入れています。主に語りかける姿…サムソンに学ぶ姿勢です。