欺くことなかれ

1ヨハ1:8「もし、罪はないと言うなら、私たちは自分を欺いており、真理は私たちのうちにありません」
善悪を知るなら人を裁くようになります。自分自身を裁くならどうなるでしょうか?自分は正しいと思う人は多くいます。ヨハネは教会に向けてこの手紙を書いています。イエス・キリストを信じ救われた人たちが「自分に罪はない」というなら、真理ではない、と言っているのです。十字架によって罪はなくなった?それは勘違いです。罪が無くなったのではなく、赦されたのです。パウロが言うように、「すべての人を不従順のうちに閉じ込めた(ロマ811:32)」とあるからです。不従順は肉のことです。肉体がある限り、御霊に逆らい、御霊は肉に逆らおうとします(ガラ5:17)。もし自分を正しいとし、罪がないというなら、その人は神なのでしょうか?聖書のメインテーマである、「和解」からほど遠い考え方です。罪があっても赦される、神が共にいてくださるから…つまり、救われても神と交わらないなら何の意味もないのです。なぜ人を救おうとするのか?正しい人との関係を回復し、主の栄光の下に人を置き永遠を過ごすためです。