288人

1歴25:7「彼らおよび主にささげる歌の訓練を受けた彼らの同族――彼らはみな達人であった。――の人数は二百八十八人であった」
彼らとは、アサフ、ヘマン、エドトンの3兄弟のことです。アサフは詩篇の中でも多くの歌を残していますが、ヘマンは88編、エドトンについては39,62,77編の3つだけです。なぜなら、ヘマンは角笛、エドトンは竪琴が得意な楽器奉仕者だったからです(2-5)。彼らの総数は288人で、みな達人であった…と書かれています。彼らは、主に捧げる歌の訓練を受けた人たちです。どういう訓練だったかはわかりませんが、彼らが達人と呼ばれる域に達していたことから、相当な時間を練習に費やしたことが判ります。礼拝では、テクニックだけが先行してもだめですが、信仰だけでもだめです。音楽が一致するには音楽の知識、練習が必要です。それに加えて主に対する信仰心が不可欠ですが、しかし主の選んだアロンの子孫たち、レビ人たちにこれほど音楽に精通した者たちがいたことに驚かされます。ピアノがちょっと弾けるから、ギターをちょっと習ったことがあるから…日本の教会ではこれで奉仕者になれてしまいます。賛美を主にふさわしい、崇高なものにしたいのなら、妥協せず音楽の技術を学ぶべきだと思います。