キリストを伝えるのは誰?

ルカ4:41「また、悪霊どもも、「あなたこそ神の子です。」と大声で叫びながら、多くの人から出て行った。イエスは、悪霊どもをしかって、ものを言うのをお許しにならなかった。彼らはイエスがキリストであることを知っていたからである」
弟子たちにも同じように、自分がキリストであることを誰にも話さないように口止めしています(9:21など)。キリストあるいはメシアは救い主という意味で、人々が苦しみの中にあるときに開放してくれる神を指します。口止めをしたのは、まだ十字架のあがないが終わっていないからだと思います。もう1つの理由としては、福音を人の手にゆだねたことに関係しています。イエス様がキリストであり、その栄光を伝えるのは命をあがなわれた私たち自身が行わなければなりません。悪霊がどんなにイエス様をキリストとわかっていたとしても、彼らの口からその事実を知らされるわけにはいかないのです。キリストを知らせる光栄な仕事は、すべての救われたクリスチャンの役目です。弟子たちがイエス様を伝えたのは、イエス様が昇天し、聖霊が下ってからです。救われるという事実は、言葉だけでなく、実際に救われたクリスチャンの証しが一番有力な伝達手段です。キリストと共に歩む人生こそ、人に与えられた本来の人生なのです。