土台のない人

ルカ6:49「聞いても実行しない人は、土台なしで地面に家を建てた人に似ています。川の水が押し寄せると、家は一ぺんに倒れてしまい、そのこわれ方はひどいものとなりました」
地震の後遺症として液状化現象というものがあります。同じ土地のように見えても、家が建っている土の中に岩盤のような固い土台があるのとないのでは大きな差があります。どんなに頑丈に家を建てたつもりでも、地盤が軟らかいなら傾いてしまうでしょう。神の言葉が心に植えつけられ、その言葉通りに行う人は固い土台がある人です。逆に土台のない人は、「聞いても実行しない人」と書かれています。そもそも土台がないのに家を建てようとすることが無謀なのです。家を建てるのは人格を形成することだと思います。神のことばがなければ、人は成長しません。また神のことばを持っていても行わないなら、持っていないのと同じです。世の悟りなどあっという間に流されてしまうのです。わかったように悟りを話す人がいたとしてもやがて死にます。消えてなくなります。この地上で神を愛し、人を愛するという教え以上のものがあるでしょうか?すべてはここに集約され、イエス様の言う土台はこの2つ律法で十分にまかなえるのです。