弟子の中でも信じない者もいる

ヨハ6:64「しかし、あなたがたのうちには信じない者がいます」―イエスは初めから、信じない者がだれであるか、裏切る者がだれであるかを、知っておられたのである─」
「わたしがあなたがた十二人を選んだのではありませんか(70)」とあるように、イエス様ご自身が選んだ中に裏切るものがいました。わかっていながらなぜイスカリオテのユダを12弟子に加えたのでしょうか?ひとつは十字架にかかるために、裏切りが必要だったからという理由があります。結局、ヘロデもピラトも罪を認めず、ピラトにいたっては自分の手を群衆の前で洗い、ピラトの判断とイエス様の処遇については関係ないとまで言っているのです。もう一つの理由として、やがて教会が建てられたとき、必ず起きる問題をここで型として表しているのではないでしょうか?教会を建てて、クリスチャンが集うようになっても、神を求めず人に頼ろうとする人たちがいます。そういう人たちは信じず、神に目を向けず、教会員のフリをしているだけです。神は人の心を見、本当の信仰を見分けます。イエス様をだますことなどできません。世の最初から選ばれた人は決まっているからです。