エリファズの証し

ヨブ4:16「それは立ち止まったが、私はその顔だちを見分けることができなかった。しかし、その姿は、私の目の前にあった。静寂…、そして私は一つの声を聞いた」
エリヤも主の声を聞いたとき、かすかな細い声として聞いています(1王1912)。エリファズはエドム人でしたが、同じ神を礼拝する友としてヨブの前に現れます。彼もまた主に出会ったことを証ししています。エリヤもエリファズも主の声は小さく、あるいは静寂の中で聞いています。これは祈るときのひとつのヒントになるものではないでしょうか?心を落ち着け、時間をかけて心を整え、主の前に思いを重ねていくのに大切なことは静寂だと思います。エリヤは大風、地震、火のあとにかすかな声を聞きました。モーセが紅海をふたつに分けたように、エリヤが空から火を呼んだように、大きな奇跡を主は行ないます。しかしそれらに目を奪われてしまうなら、奇跡ばかりを追いかけるような信仰になってしまうでしょう。主との交わりの基本は静寂の中です。とくにデボーションのときのように1対1で主と交わるときは、主の声を聞き漏らさないように、心が騒いでいてはいけません。エリファズは静寂の中で主を求めました。祈りの課題が「主を求める」という人は、主の語りかけを聞けるかもしれません。