人が神を知ろうとするとき

ヨブ10:5「あなたの日々は人間の日々と同じですか。あるいは、あなたの年は人の年と同じですか」
人はどうしても有限なものを想像してしまいます。主ははじめであり、終わりである…と書かれています(黙1:8)。「じゃあ、その始まりの前は何があったの?」というような愚問はやめたほうがいいでしょう。到底、人間の知識では永遠を理解できないからです。最近では宇宙の端が見えたとか見えないとか議論していますが、もし発見されても宇宙の外には何があるのだろう?と新たな疑問が生まれるだけだと思います。ヨブも主に向かって「見える」という概念は神にあるのだろうか(4)?時間の感覚は人のそれと同じなのだろうか、と疑問を投げかけています。これらの疑問は自然なものだと思いますが、所詮、有限である人がどんなに想像しても永遠の始まりなど理解できないのです。時間を定めたのは神です。すべては御心であり、ダラダラと時間が流れていくわけではありません。ご計画に従って御心を行なうのが神のご性質なのです。人は不思議に見えますが、それで良いと思います。神を理解することは無理でも、御心を知ることはできるはずです。