わからない生き物

レビ11:23「このほかの、羽があって群生し四つ足のあるものはみな、あなたがたには忌むべきものである」
ヘブル語「arba」は4を表わす数字なので、4つ足は間違いないのですが、羽がある4つ足の動物は現存しません。多くの人はこれは昆虫のことだと言っていますが、昆虫ではないかもしれません。なぜなら昆虫の定義には「体が頭部・胸部・腹部からなり、胸部には節のある脚が3対6本と2対4枚の翅をもつ生きもの」となっているからです。ヘブル語原文には「shehrets(シェレッツ)」という単語があり、昆虫を含む生き物全般を示していますので、昆虫と判断しても大丈夫ですが、問題は足の数です。たしかに昆虫を食べる習慣があるのはアジアを中心にした国々ですが、すべての昆虫が食べられるわけではありません。食べ物の多くの規定は、人のからだに入ると毒性を持つ細菌を持つものから引き離すためのものです。豚の肉はよく焼かないと食べられません。また、旧約の律法では日本人の大好きなウナギを食べることはできません。これらの規定は人の知識がまだ菌やウイルスを知るに至らず、いたずらに死者を出すことを防いだものです。新約に入り、すべての食べ物は食べてよくなりました。人がやがて知恵を持って、食べ物を克服することを主がご存知だったからです。