ネフィリム再来

民13:33「そこで、私たちはネフィリム人、ネフィリム人のアナク人を見た。私たちには自分がいなごのように見えたし、彼らにもそう見えたことだろう」
ノアの洪水が起きた原因のひとつには、地上にネフィリムが増えたためだと創世記にあります(創6:4)。主の命令によって、ノアの家族8人以外は地上から消滅したはずです。しかし、イスラエル人が約束の地を偵察したとき、ネフィリムを見たと報告されたのです。洪水を逃れてネフィリムは生き延びていたのでしょうか?ネフィリムたちの父親は神の子ら(創6:2)とされ、堕天使だろうと言われています。そうすると、ノアの子孫の娘たちと堕天使が交わり、巨人が生まれたのかもしれません。もうひとつの可能性としては、ノアの子供たちの妻の中にネフィリムの遺伝子を持ったものがいて、何世代かの後に巨人がうまれたことが考えられます。どちらにしろ、ダビデと戦ったゴリアテネフィリムでしたし、その後、アナク人がイスラエルを悩ませる存在であったことは間違いありません。人が巨人を見るとき、恐怖が心を支配し、やる気を失わせ、モーセに報告した者たちのように悲観的になるのです。巨人はサタンの象徴です。問題が大きく見えてもヨシュアのように信仰を持って、神の力を信じるなら、巨人はもはや人の心を脅かすものではなくなるでしょう。