アロンの杖

民17:6「その翌日、モーセはあかしの天幕にはいって行った。すると見よ、レビの家のためのアロンの杖が芽をふき、つぼみを出し、花をつけ、アーモンドの実を結んでいた」
ほかの部族の杖はそのままでした。なぜアロンの杖だけが芽をふき、つぼみを出し、花をつけ、アーモンドの実を結んでいたのでしょうか?主の選びがここで完成したことを象徴する出来事だと思います。その結果としてレビが選ばれ、アロンの子孫は祭司の職につくことになりました。このアロンの杖はやがて契約の箱に収められることになります(ヘブ9:4)。祭司職アロンの子孫はマリヤであり、マリヤからイエス様が生まれました。つまり、約束としてはユダの子孫ヨセフの子であり、肉体的には祭司の子孫マリヤの血が流れていたのです。聖書の別の箇所では、イエス様はメルギデゼクに等しいものとされた、とあります(ヘブ5:10)。みずからが最高の祭司となり、みずからを捧げたのです。それは唯一イエス様でなければできないことでした。永遠に生きる方が、永遠に有効な捧げものを1回だけ捧げたことで罪はすべて許されました。これが途中でキャンセルされることはありません。この捧げものを信じる人には新しい命が与えられます。契約の箱の中でアロンの杖は4000年経った今もつぼみと花と実を結んでいるのではないでしょうか?