ひとりじゃない

ロマ11:4「ところが彼に対して何とお答えになりましたか。『バアルにひざをかがめていない男子七千人が、わたしのために残してある』」
真の奉仕者は、「長」や「師」などのタイトルをもたず、へりくだり、おもてに出たがらず、仕えている人たちのことです。彼らが右の手がしていることを、左の手に気づかれないように奉仕するなら、誰も彼らの存在を知ることがないでしょう。ただ主のみが、彼らを認め、来たるべき時代に引き上げてくださるのだと思います。引用された箇所は第一列王記の話です。エリヤは一人ぼっちで、バアルの預言者たちと戦わなければなりませんでした(1王19章)。エリヤは自分が殺されようとしているのを知り、ほら穴の入り口で立っていたのです(1王19;13)。主がエリヤに告げたことは、決してひとりではないということです。エリシャという助け手が与えられることが宣言されています。そして、7千人の仲間がまだいることが告げられるのです。クリスチャンがひとりぼっちであることは不可能です。愛し合う関係である以上、必ず誰かが弱っている人に注意を払い、相談に乗ったり、一緒に祈ったりするからです。同じこころざしならば、そうすべきです。教会の中で孤独死があるなら、もはやそれは教会ではありません。また逆に、孤独を感じる人がいるなら、主を信頼しきれていないのです。この世界には7千人もの同じこころざしの人が用意されているのですから。