パウロの得た奥義

エペソ3:6「その奥義とは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだに連なり、ともに約束にあずかる者となるということです」
パウロを決してすべての聖徒たちのうちで一番小さい者だとは思いませんが(8)、奥義を明かされた聖徒であることに間違いありません。パウロの与えられた奥義は、ユダヤの神なのに、全世界を創造され、すべての人類はエホバなる神から出たというもので、当時としては考えにくいものでした。聖書を最初から読むならばすべての人はアダムとエバから産まれており、約束の民、つまりアブラハムから出た子孫が永遠に主の祝福を得ると書かれてあります。そして、ノアの洪水以降、セム、ハム、ヤペテから出た子孫が世界中に散らばり、現在のように多くの民族が誕生したことは明白です。これが事実ならすべての民が神の約束に預かれるというのは納得のいく説明です。しかし、世界には聖書を単なる神話だと考えている人たちもいるし、何より他宗教の数はここ100年で数え切れないほど増えています。多くの人は自分が何のために生まれ、どこへ行ってしまうのかを知りません。特に日本人は福音を受け入れない民族ナンバー1です。もはや、世界の裏側で起きた出来事が自分と関係ないといっている時代ではないのです。パウロの奥義は日本人にも当てはまり、日本人こそ福音を信じ主に栄光を帰す民族だと信じます。