たましいが衰え果て

イザ57:16「わたしはいつまでも争わず、いつも怒ってはいない。わたしから出る霊と、わたしが造ったたましいが衰え果てるから」
争いと怒りがいかにエネルギーを消耗するかがわかります。主でさえ、争い続けず、怒り続けることをしません。なぜなら主から出る霊と、主が造ったたましいが衰え果てるからです。確かに、怒りを覚えるなら体が震え、心臓の鼓動が早くなり、体が熱くなります。この御言葉の通りなら、人生で常に怒っている人は損をしているのです。それは自分のたましいを削っていることになり、やがては衰え果て死にいたるでしょう。神である主でさえ、そうはしないと語っているのです。まして人間などそのエネルギーの消耗に耐えられるはずがありません。通販などの会社の電話窓口では、クレームの対処マニュアルがありますが、その中で相手が怒っている場合は、自由に怒らせる時間を持つそうです。その時間は約15分となっており、どんなに怒った人が電話で怒りを爆発させても15分が限度らしく、オペレータは黙って怒りの時間を過ぎたあたりから、解決策を提示するようにします。怒りの感情は、多くの場合「自分が正しい」とする心の裏返しとして表面化します。どんなに自分が正しくても、たましいを疲れ果てさせるようなら怒らないほうが得策のように思えます。それでも人は人を裁くことはやめないでしょう。主にゆだねる人なら怒りの感情も少ないと信じます。