主に感謝せよ

詩136:1「主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで」
ヘブライ語で韻をふむ歌の手法は一般的ですが、これは同じ言葉を繰り返している賛美です。「その恵みはとこしえまで」は原語では「checed(ヘセッド) owlam(オラーム)」という言葉が繰り返されており、恵み(あるいは信仰)が永遠に続くように…という意味になります。詩篇の多くはダビデの時代に歌われたものですが、この詩では創世から出エジプト、さらに約束の地で王たちを倒したことが語られており、その後の複雑な列王の時代をまだ経験していないことがわかります。賛美をする際には、このように主に感謝することと、主の栄光と繁栄が永遠に続くことを織り込むことが大切だと思います。何よりも第一声が「主に感謝せよ」というのが大好きです。どうも主に祈るときには自分の必要ばかりを訴えているようで反省が必要ですが、このように感謝を捧げることはもっと大切だと思います。生活にゆとりができると、イエス様が十字架にかかってくださったことが、まるで昔話のように遠のく瞬間があります。主にどんなに「ありがとう」といっても感謝しつくせないほどのことをしてもらっています。それは人が一生かかっても返せないほどの恩であり愛です。主に対して「ありがとうございます」「感謝します」を欠かさない生活であり人生であれば、何にも優る心の喜びにあふれるでしょう。だから賛美は最高なのです。