ソロモンの最初

1王8:60「地上のすべての国々の民が、主こそ神であり、ほかに神はないことを知るようになるためです」
ソロモンはやがて正妻700人、めかけ300人を持つようになり、そのほとんどが外国からの女でした。ソロモンはエジプト、モアブ、アモン、エドム、シドン、ヘテ人の女を愛したと書かれています(11:1)。そして、その妻たちがソロモンの心を転じたのです(11:2)。しかし、王に就任した直後のソロモンは右にも左にもそれず、主のみに仕えることを約束し、イスラエルの民も主へのいけにえと和解のいけにえ142000頭を携えて宮に集まりました。ソロモンの知恵が教えることは、やがてすべての国々の民が主こそ神であり、ほかに神はないことを知るようになることです。3000の箴言と1005の歌を歌った(4:32)ソロモンの箴言の最初には「主を恐れることは知恵のはじめ(箴1:7)」と書かれています。目には見えないけれども、存在するとはっきり確信があるなら、恐れることが出来るでしょう。誰も見ていないと思うから悪い思いが心を支配するのです。主こそ神であり、世界の隅々までを造り、理解し、愛されているのです。ソロモンが外国の女にはっきりと主を紹介し、異教の神に目を向けなければ、歴史は変わっていたかも知れません。主は外国の女はイスラエルの男の心を転じる…と予言されていました。それほど異教徒との生活は難しいのです。