ほえたけるししのように

1王20:36「それで彼はその人に言った。「あなたは主の御声に聞き従わなかったので、あなたが私のもとから出て行くなら、すぐ獅子があなたを殺す。」その人が彼のそばから出て行くと、獅子がその人を見つけて殺した」
獅子に殺されたのはもう一人いました。戻るまで飲み食いを禁じられたユダの預言者のことです(13:24)。「自分を殴ってくれ」と頼まれるなら、ともがら(すなわち仲間)であるなら、簡単に受け入れる要求ではありません。しかし主の御心は違っていました。何が正しく、何が悪なのかは、最終的には主が決めることです。自分勝手な思い込みで、それは主からのものだと判断できるのは、かなり経験を積まなければなりません。ペテロは「あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています(1ペテ5:8)」と獅子を悪魔の形容詞のように扱っています。そういう意味では、獅子はサタンの象徴なのではないでしょうか?御声に聞き従わなかったものには、間髪を入れずに近寄り、耳元で主の声を無視したとささやくのです。神の命令がどれだけ大切なのか?自分の思い通りに生きる方が気持ちがいいだろう…と肉の思いに従うように、誘惑してきます。一度誘惑に打ち勝っても、2度3度としつこくささやいてくるでしょう。ちょっとでも隙があるなら、食い尽くそうと待ち構えているのです。2回も同じ事象が繰り返されるときは気を付けて読まなければなりません。