金を払って売春

エゼ16:34「だから、あなたの姦淫は、ほかの女の場合と反対だ。だれもあなたを求めて姦淫をする者はいなかった。あなたが報酬を支払い、だれもあなたに報酬を支払わなかった。だからあなたは反対のことをしたのだ」
売春とは女性がお金を受け取って自分の性を売ることです。買春とはその逆で、売春婦を買う男の行為のことです。イスラエルは、自分をお金を払って売るという、需要と供給のシステムを崩壊させるようなことをしたのです。姦淫もここまでくるとこっけいにさえ思えてしまいます。そうまでして神を裏切る必要があったのでしょうか?罪を犯さないまでも、普通に生活し、健康で穏やかな人生を歩むことは彼らにはできなかったのでしょうか?自分はイスラエル人だとプライドを持っているようですが、その始まりはエモリ人で、母はヘテ人だと書かれています(3)。彼らがカナンに来たときから外国人との淫行はおさまらず、民数記ではバラムがイスラエルをそそのかして、モアブの娘たちと淫らなことをすることが書かれています(民25:1)。この時代から混血は始まっており、イスラエルの純血をどんなに唱えても、あなた方にはエモリ人やヘテ人の血が混ざっているのだと主は言われます。してはならないことを破るのならまだしも、そのことに輪をかけてひどいことを行なうのは、神を恐れていない証拠です。どんなに神殿が立派で、仕える者がいても、人の心が神に向いていないなら同じことは起こり得るのです。