預言者も祭司も首長も

エゼ22:30「わたしがこの国を滅ぼさないように、わたしは、この国のために、わたしの前で石垣を築き、破れ口を修理する者を彼らの間に捜し求めたが、見つからなかった」
預言者も祭司も首長たちもみんな主に従わず、異教の神に仕えたり、主の決めた律法に逆らうようなことをしました(25-28)。おまけに一般の人々まで従わないとなると、イスラエルには神に従うものが皆無になってしまいます(29)。事実、主はイスラエルの中で国を救う人を探しましたが、見つからなかったと言っています。主が滅びをもたらすときには、必ず正しい者たちを別に移したり、守ったりするはずです。ノアのときも、ソドムとゴモラのときも、あるいはこれから来る終わりの時代にも主に従う者たちが選ばれています。ノアの時代に水でこの世は一度滅んでいます。しかし、主は思いなおし、もはや大洪水でこの世を滅ぼすことはない(創9:11)…と言われました。水で滅ぶことはなくなりましたが、終わりの時代に用意されているのは「火」による裁きです。ノアの時代に起きた神の裁きが事実であるなら、終わりの時代に来る裁きも事実です。そして、神に従うことの大切さはイスラエルの民を通して、歴史が教えてくれています。人が神と共に生きることが、創造のときからの神のご計画です。神を恐れる人が町に10人でもいるなら、その10人のために町を滅ぼすことをしない主は、いまもイエス様の信仰を継承する人々を探しておられるのだと思います。