アモス9:14「わたしは、わたしの民イスラエルの繁栄を元どおりにする。彼らは荒れた町々を建て直して住み、ぶどう畑を作って、そのぶどう酒を飲み、果樹園を作って、その実を食べる」
イスラエルの繁栄を元どおりにする…と書かれている箇所は詩篇を含め全部で7箇所です（詩14:7,53:6エレ30:3、31:23、33:7、エゼ39:25）。主は何回も聖書の中でイスラエルはやがて復活する、ということを語られています。しかし、実際にイスラエルにユダヤ人が戻ってくるのはそう簡単なことではありませんでした。何十年、何百年もその場所にとどまるなら、腰が重くなるのは必然的なことです。モーセの時代ユダヤ人たちは400年以上もエジプトにいたため、彼らを導き出すことは容易ではありませんでした。1948年のイスラエル建国にも多くのユダヤ人弾圧が関わっています。有名なのはドイツ、ナチスによるユダヤ人虐殺です。さらに1970年代のロシアのユダヤ人迫害、エチオピアでの迫害など建国後でもユダヤ人たちがイスラエルに戻ることは簡単なことではなかったのです。民数記の時代ユダヤ人の数は60万人程度でした（民26:51）。現在全世界には1400万人のユダヤ人がいるとされています。確かに主はユダヤの民を星の数のように増やし、彼らを養われたのです。中には自分がユダヤ人とは気付かず、DNA鑑定でイスラエルに戻る人たちもいます。日本人の中にもひょっとしたらいるかも…。
