ご自分だけに心に留め

ヨブ34:14-15「もし、神がご自分だけに心を留め、その霊と息をご自分に集められたら、すべての肉なるものは共に息絶え、人はちりに帰る」
神が自分勝手というわけでもないでしょうが、もし仮にご自分にしか興味がなければエリフの言うとおりだと思います。では、神は何に興味があるのでしょうか?それはご自分の愛を注ぐことだと思います。愛なるお方には愛する対象が必要です。愛はひとりでは完結しないからです。神の始まりなど誰にもわかりませんが、たとえば神に最初があったとしたら、それは愛と同時に誕生したのです。この世のすべてはおろか、宇宙の果てに至るまで万物のあらゆるものは愛する人のために造られました。夜に星を輝かせるためだけに、宇宙の空間を広がらせ、星々を配置したのです。現代の科学者が必死に何百億、あるいは兆を超える数の星々の中に生命はいないかと探していますが、たぶん見つからないでしょう。空に星を散りばめるために、壮大な宇宙を造ったなどと誰も信じないと思います。宇宙の複雑な仕組みそのものは神の愛そのものです。神は愛する人のために創造の手を緩めないお方であり、自分の持てる最大の能力を発揮して創造物を造られたのです。それはミクロの世界まで緻密な自然の仕組みを見てもわかります。ミクロからマクロまで、すべては人を愛するゆえの神のわざなのです。