神の造った宇宙

ヨブ36:26「見よ。神はいと高く、私たちには知ることができない。その年の数も測り知ることができない」
最近ではヒッグス粒子の発見でノーベル賞を受賞したことが話題になっていますが、物理学の一番の関心事は「ビックバン理論」という、宇宙の始まりのつじつまをどうやって合わせることができるかということです。多くの人は宇宙はビックバン、つまり極限の小さい点からすべては始まったと信じています。宇宙は今も膨張し続け、その速度は加速を増しています。いったいいつまでこの膨張は続き、宇宙はどうなってしまうのだろうか…このような疑問はたとえノーベル賞を受賞するような天才でも答えることができません。さらに最近の発表では宇宙の年齢は138億年だとされ、ビックバンから現在までとてつもない年月が経っていることになっています。しかし、ビックバンそのものがいまだに証明されていません。10のマイナス30乗秒までのことは数学的に解決されていますが、それより先の時間、つまりビックバンが起きた瞬間まで時間がさかのぼると物理の法則が破綻すると言われています。「これは神の介入を信じざる得ない」ということさえ言い出す学者まで現われ、宇宙の起源のことで物理学の世界は大混乱しています。天に星をちりばめた神のわざを人が知るとき、こんなにも壮大なことを人のためにしてくれたのか、と感嘆するのみです。